なんとなく作ったいなり寿司
ふとした瞬間に
食べてもらいたいな〜〜って思って作ったいなり寿司
もしかしたらいつか落ち着いて会うことができるかもしれない
でもその夜ふと思う
県外移動したとなれば
ああ、あいつ男でもいるんだなと、勝手に思われて勝手に苛立つのでないか
地元に母を置いてきていることに
親不孝ものだと非難するのではないか
コロナ禍で子供たちを危険に晒してと、連れ戻すことも考え始めるのではと。
逃げてばかりだと。
口がうまくて、人面が良いあの人に
味方する人はたくさんいて
ひとり劇場が始まって
自分はこんなに頑張ってました、自分は私達のことをこんなに思ってました、ここまでやっているのに‥
わたしは非難の嵐を受けるのです。
わたしの主張は認められないのです。
子供に会わせないのも悪いと。
あなたは幸せそうにしてるけど、彼はかわいそうじゃないかと。自分だけ幸せになっていいのかと。
身を尽くした10年間
この人を支えるのワタシしかいないと思っていた。この人のためにと、なんでもいい顔して、引き受けて、いっぱいになってた。
でも結婚ってそうじゃない
対等な関係を築くことができるかどうか。
それが、できなかった。
正直子供の成長を知らせたくて、揺れることもあるけど、
もういい顔するのはやめよう。
いい顔して、それにつけ込まれるのは、
傷つくのも、
もういやなんだよ。
全員が平等に幸せになる方法なんて
本当はないのかもしれない